文系大学生、大学院生の口頭試問・卒業試験について徹底解説!!

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皆さんこんにちは! 文系院卒、ブロガーのにゃすじです!!

本日は大学を卒業する上での最後の関門となる口頭試問・卒業試験について徹底解説していきたいと思います!!

 

 

 

口頭試問・卒業試験とは?

 

大学生の最終年になると皆さんやらなければならないことが出てきますよね?

そう卒業論文です!

 

そして、論文作成が終わると、卒業に向けて最後に待ち構えている関門があります。

それが、口頭試問・卒業試験です!

(※卒業論文に対しての記事は次回書きたいと思います!)

 

簡単に説明すると、卒業時に論文の単位が必要な学生の方は、論文を提出すると同時にその論文についての概要説明や質疑応答を行う口述試験を受け、それを突破しなければ単位を得ることができません。その口述試験に当たるものが一般的に口頭試問・卒業試験などと呼ばれています。

 

この口頭試問・卒業試験はとても情報が少なく、特に文系学生の口頭試問はベールに包まれていることが多いです。(ネット上にある口頭試問についての記事も理系学生を対象としたものがほとんどです。)

 

たくさんの人が卒業に向けて「どんな質問が来るのだろう」「何を対策したらいいのかわからない、、、」と不安を抱えています。

 

今回の記事では、そんな方のために口頭試問の基本的な流れと質問内容概要説明の作成の手順落ちることはあるのか口頭試問の評価、口頭試問で最も大切な点などについて解説していきたいと思います!

 

口頭試問の基本的な流れと質問内容

 

文系での口頭試問は、主査と副査の二人体制で基本的に30分から40分程度の時間が課されていることが多いです。(主査は担当教授、副査は自身の論文のテーマに近しい、教授また准教授が選ばれることがほとんどです。)

最初に概要説明に5~10分、

その後に主査の教授からの質疑応答に10分程度

副査の教授からの質疑応答に15分程度

 

といった時間の流れを経て終了となります。ここで注意すべきは基本的に主査の教授とは論文作成の際に疑問点の質問などがなされていることが多いので副査の教授の方からの質疑応答の時間の長くなる可能性が高いということです。

 

質疑応答の際に聞かれる質問の話と絡めてお伝えしたいのは、主査の教授からの質問は基本的に落とすための質問ではなく

 

「なぜその研究テーマに取り組んだのか」

「研究手法はなぜそのやり方を選んだのか」

「その研究における新規性は何か」

(国家を題材にしているのなら)「なぜその国家を選んだのか」

 

というような基本的な事項が質問でなされます。

 

一方、副査の教授からの質問内容はその専攻分野から離れている教授からの質問である分、論文の内容について純粋に疑問に思われた点について質問がなされることがほとんどです。

 

主査の教授の質問は上記で記した内容について考えておくのとこれから記す概要説明の際に使う資料をある程度作っておけば問題なく答えることができると思います。

 

しかし、副査の教授の質問は、なかなか決め打ちの準備では対応しきれない部分があるので何度も自分の論文を読んでしっかり自分の書いた内容を理解しておくという対策としておけば問題ないと思います。

 

ここまで読んでいただくと質疑応答に対して不安になる方も多くいらっしゃると思いますが心配いりません!!

 

主査の教授の方も副査の教授の方も落とそうと思って意地悪な質問をしてくることもないのでわからないなら正直に「わからない。勉強不足であったので今後の研究の糧にしていきたい。」といった気持ちを伝えればそれが原因で落ちることはありません!!

 

論文の概要説明の作成について

 

では次に、質疑応答の前に課される概要説明についての解説をしていきたいと思います!

 この概要説明は基本的な流れが大まかに決まっており、

 

 

①研究の原点になる問題意識やそこから生まれた仮説

②研究テーマの設定と先行研究との関係

③論文の新規性

④論文の内容についての説明

⑤論文で伝えたかった内容、結論

⑥今回の研究、論文での課題と今後の展望

 

という内容を伝えればOKです!

 

基本的に元の論文やメモは持ち込み可の場合も多いので、この内容を記した説明書を作っておくのがいいと思います!

(持ち込み可ではない場合もあるので、その点は事前に確認しておくことをお勧めします。)

 

この点をあらかじめ自分で準備しておき、説明しておかないと、口頭試問の際にその点を深く追及されてしまうことになってしまいます。

 

このような根本的な部分を答えられないと、口頭試問での評価が下がってしまう可能性があります。意外と自分でもこれらの要素を把握しきれていない場合もあるので、まだのできていないという方は上の内容に沿って一度考えてみてください!

 

 

口頭試問で卒業できなくなることはあるのか!!

 ここまでの記事を見て不安になった皆さま、ご安心ください。

 

結論から言わさせて頂くと

口頭試問で落ち、卒業できなくなるということはほとんどありません!!!

(※これは学部生、修士生に限った話であり、博士課程の方の口頭試問はバンバン落ちます。)

 

上記でも言わせて頂いたのですが、基本的に学部生、修士生の口頭試問は通す試験であり、

・そもそも参加しない。

・一言も話すことができない。

 

といった場合でなければ、落ちることはないと言っていいでしょう。

 

 

もし、緊張で頭が真っ白になってしまった際でも、主査の教授がサポートしてくれます。

 

主査である教授は口頭試問中は敵でもあるのですが、自分を陰ながらサポートしてくれる、また副査の教授の質問からディフェンスしてくれる味方でもあるので、日ごろから担当教授とは良好な関係を築いておきましょう!

 

 

しかしながら、このような口頭試問でも落ちてしまい、卒業できなくなってしまう人は一定数存在してしまいます

 

そのような場合はどのような時に起こってしまうのかを解説すると、、、

 

それは卒業論文修士論文を担当教授の許可・ゴーサインをもらわずに、教務科に提出することです

 

担当教授の許可をもらわずに提出を行うことは大学のシステム上問題ないところが多いのですが、これを行ってしまうと必然的に口頭試問での基準も厳しくなり落ちてしますことがあります。

 

しかしながら、これは口頭試問で落ちたというよりも、そもそも論文の内容が操業レベルに達していなかったということなので、担当教授に「これで提出しましょう。」と言われて口頭試問に挑む方は安心して自信をもって口頭試問に向かってください!!

 

 

口頭試問に臨む上で最も大切なこと

 では、ここまで書いてきて最も口頭試問の際に大切なこと、それは担当教授との関係性です。

 

まず、口頭試問突破に必要なこととして、担当教授に許可をもらった論文が必要となります。

この点につき大切なのは、何度も教授とコミュニケーションをとり、少しずつ自分の論文を修正していくことです。たとえ、最終的に間に合わずあまり完成度が高くなかったとしても、しっかりと何度も修正し頑張りを示しておけば提出の許可を必ず出してくれるはずです。

(また、これはあまり知られていないことですが、教授には学生を適切に卒業させる義務があり、学生側がコンタクトをとっているのにも関わらずあまりコミットせず、学生が論文を書けなかった場合などには職務規定違反になる場合などもあるそうです。)

 

また、教授との関係性を重視する最も大きな理由は、口頭試問で卒業の許可を出すのは主査である担当教授であるからです。前述で述べたように、副査の教授は研究テーマに近しい専門分野を持つ教授・准教授などが選ばれます。

 

これを言い換えると副査の教授は完全には研究テーマを理解しておらず、その論文の評価は主査の担当教授に一任されているということです。

 

そのため、論文制作指導などの際にきちんと自分のテーマ設定の理由、なぜこの章を書いたのかなどを説明しながら議論していればおのずと担当教授は自身の論文についての理解が深まり、たとえ口頭試問の出来が悪かったとしても(これでも落ちることはほぼありませんが)「ああ、あの子はテーマ設定に対して前このように言っていたな、ではこういうことなのだろう」との感じで評価にプラスをしてくれる可能性もあります。

 

 

 

一方、最もやってはいけないのは、全くコミュニケーションをとらずぎりぎりになっていきなり論文提出を行うことです。これをされると教授も困ってしまいます。

 

そのように思っている人は今からでも遅くはありません、「できてから一度だけ見せればいいや」などと思わず、しっかりと教授とコミュニケーションをとるところから始めてみて下さい。

 

それが最も大切な口頭試問の攻略方法となります。

 

終わりに

いかがだったでしょうか!

口頭試問・卒業試験はとても緊張すると思いますし、わからないことが多く不安な気持ちもたくさんあると思います。

 

しかし、自分はしっかり論文を書ききったのだと自信をもって挑めば必ず大丈夫です!!

 

質問にも答えさせて頂きますので是非ぜひコメントお待ちしております!!

 

 

 

また次回の記事も楽しみにしておいてください!!